RPGツクールMZでは、ゲーム内で使うフォントを比較的かんたんに変更できます。
必要なのは、使いたいフォントを用意して、WOFF形式に変換し、プロジェクトのfontsフォルダへ入れて、データベースでファイル名を指定することです。
今回は、RPGツクールMZのデフォルトフォントを別のフォントに変更する流れを、順番に整理します。
1. ツクールのフォント設定を確認する
まずRPGツクールMZのエディター画面で、データベースを開きます。
データベースの中にあるシステム2を見ると、フォント関連の設定が3つ用意されています。

| 設定項目 | 用途 |
|---|---|
| メインフォントのファイル名 | ゲーム中のほとんどの画面に使われるフォント |
| 数字フォントのファイル名 | 戦闘画面のダメージ数字などに使われるフォント |
| フォールバックフォント | メインフォントが読み込めなかったときの予備フォント |
フォールバックフォントは、主にブラウザゲームとして配信するときに関係する設定です。
ユーザーのブラウザがGoogle ChromeなのかSafariなのかによって、フォントを読み込めないケースがあります。そのときに使われる予備のフォントが、フォールバックフォントです。
そのため、通常のフォント変更であればフォールバックフォントは基本的にいじらなくてOKです。
今回変更するのは、メインフォントのファイル名です。
ここを開くと「ファイル名.woff」と書かれています。この.woffという拡張子のフォントファイルを用意して、指定する必要があります。
2. フリーフォントをダウンロードする
2-1. フォントの入手先
フォントをダウンロードできる場所はいろいろありますが、代表的なのは次の2つです。
- Googleフォント: ライセンスがわかりやすく、商用利用も基本OK
- フォントフリー: 日本語フリーフォントの投稿サイト。かわいい系や尖った雰囲気のフォントも多い
日本語は漢字などの文字数が多いので、日本語に対応しているフォントを選ぶ必要があります。
見た目が気に入っても、日本語表示に対応していないフォントだとゲーム内で使いにくくなります。
2-2. ライセンスは必ず確認する
フォントを使う前に、ライセンスは必ず確認してください。

特にフォントフリーのような投稿サイトでは、フォントごとに利用条件が違うことがあります。画面を開いてみないと、ライセンスの詳細がわかりにくい場合もあります。
たとえば「あやせ」というフォントは商用利用可能ですが、広告目的の製品に添付することは禁止されている、といった条件があります。
このようにフォントごとにルールが違うので、気になるフォントがあったら一度配布ページを開いて、ライセンスを確認してください。
ライセンス周りでいうと、Googleフォントのほうがわかりやすい印象です。とはいえ、どの配布元でも規約をよく見ることが大事です。
2-3. Googleフォントで探す
Googleフォントで日本語フォントを探すときは、次の流れです。

- Languageで「Japanese」を選択する
- 日本語対応フォントの一覧を見る
- 気になるフォントをGet fontでリストに追加する
- まとめてダウンロード、または個別にダウンロードする

代表的な日本語フォントには、次のようなものがあります。
- Noto Sans Japanese: 有名なゴシック体
- Noto Serif Japanese: 明朝体にしたいときの定番
- M PLUS Rounded: 丸文字にしたいときに使いやすい
このあたりは、デザイナーさんもよく使っている定番フォントです。
2-4. フォント選びの注意点
ゲーム向けのフォントは、シンプルで読みやすいものがおすすめです。
崩れた文字や装飾の強いフォントにすると、ゲーム画面で見にくくなる可能性があります。特にずっと画面に表示されるテキストが読みづらいと、プレイヤーはかなり疲れます。
ダウンロードしたフォルダを開くと、Staticフォルダの中にいくつかのバリエーションが入っていることがあります。
- Bold: 太い文字
- Light: 細い文字
- Medium: 普通ぐらいの太さ
- Regular: 通常の太さ
あまり太いものにすると見にくくなることがあるので、まずはRegularかBoldぐらいから試すのが扱いやすいです。
3. フォントをWOFF形式に変換する
ダウンロードしたフォントは、拡張子が.ttfになっていることがあります。
これはTrueTypeフォントですが、RPGツクールMZで使うには.woff形式に変換する必要があります。
やり方はシンプルです。ブラウザで「WOFF変換」と検索すると、無料のコンバーターが見つかります。

- コンバーターにアクセスする
- ファイルを選ぶでダウンロードした
.ttfファイルを選択する - 変換ボタンを押す
- 変換された
.woffファイルをダウンロードする
これで、RPGツクールMZに入れるためのフォントファイルが用意できます。
4. ツクールにフォントを適用する
4-1. フォントファイルを配置する
RPGツクールMZのプロジェクトフォルダを開きます。
その中にあるfontsフォルダへ、先ほど変換した.woffファイルを入れてください。

4-2. データベースで設定を変更する
次に、データベースでフォントファイル名を指定します。
- フォントファイルの名前を、拡張子(.woff)も含めてコピーしておく
- RPGツクールMZのエディターでデータベースを開く
- システム2のメインフォントのファイル名に、コピーしたファイル名を上書きする
- OKを押す

これで、ゲーム内の文字が指定したフォントに変わります。
4-3. テストプレイで確認する
最後に、テストプレイで表示を確認します。

デフォルトのフォントから、設定したフォントに変わっていれば成功です。
フォントを変えるだけでも、ゲーム画面の印象はかなり変わります。手順自体はかんたんなので、作品の雰囲気に合わせて試してみてください。
まとめ
- ツクールのフォント変更は、データベース → システム2 → メインフォントのファイル名で設定する
- フォントはGoogleフォントやフォントフリーからダウンロードできる
- 日本語ゲームでは、日本語に対応しているフォントを選ぶ
- ダウンロードした
.ttfファイルは、WOFF形式に変換する必要がある - 変換した
.woffファイルを、プロジェクトのfontsフォルダに入れる - データベースで、拡張子込みのファイル名を指定すればOK
- フォントごとにルールが違うので、ライセンス確認は必ず行う
- ゲーム向けには、シンプルで読みやすいフォントがおすすめ
- Googleフォントなら、Noto Sans Japanese、Noto Serif Japanese、M PLUS Roundedあたりが定番

